ルルレモン・アスレティカ<LULU>
💡株価が動いたポイント
✅2025/9/5(金)終値167.8ドル-38.29ドル
✅始値165.14ドル、高値176.18ドル、安値163.98ドル
✅年初来高値423.32ドル、年初来安値163.98ドル
✅今期予想の下方修正が嫌気され、前日比-18.58%の急落となり年初来安値を更新しました
◎2026年1月期今期売上高予想を108億5,000万~110億ドルへ従来予想111億5,000万~113億ドルから下方修正し、市場予想111億9,000万ドルを下回る見通しとなり、一株当たり利益予想を12.77~12.97ドルへ従来予想14.58~14.78ドルから下方修正し、市場予想14.40ドルを下回る見通しとなりました
◎新たに開示された2025年8-10月期売上高予想24億7,000万~25億ドルは市場予想25億6,000万ドルを下回り、一株当たり利益予想2.18~2.23ドルも市場予想2.90ドルを下回りました
◎業績予想は、米国での輸入関税引き上げと、小口貨物の関税を免除する「デミニミス・ルール」撤廃を踏まえたとのことです
◎これまでは、800ドル以下の少額貨物の輸入に対して関税支払いなどを免除し、簡易的な方法で輸入通関ができる「デミニミス・ルール」がありました
◎これにより、ルルレモンなど小口品の輸入業者や越境ECは大きな恩恵を受けてきました
◎トランプ大統領は7月30日に「デミニミス・ルール」廃止の大統領令に署名し、8月29日から施行されており、現在は小口貨物も他の輸入品と同様の輸入関税が適用されています
◎なお、2025年5-7月期売上高25億2,500万ドル(前年同期比7%増)は市場予想25億4,000万ドルを下回り、一株当たり利益3.10ドルは市場予想2.87ドルを上回りました
◎2025年5-7月期の既存店売上高で、中国大陸は前年同期比17%増だったものの、主力の米州は同4%減とトランプ関税の影響を受けました
◎これを受けあるアナリストは、短期的な逆風は予想していたもののデミミニス廃止の影響は予想をはるかに上回る問題だとして、投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に引き下げ、目標株価を265ドルから180ドルに引き下げました
◎別のアナリストは、状況はさらに悪化するだろうとして、投資判断「アンダーパフォーム」と目標株価150ドルを維持しました
◎株価は1月30日年初来高値423.32ドルから下落傾向で、この日は一時163.98ドルまで下落し、年初来安値を更新しました
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