【株価が動いた理由】シノプシス -35.84%~対中輸出規制の影響で決算や見通しが市場予想を下回り急落

【株価が動いた理由】シノプシス -35.84%~対中輸出規制の影響で決算や見通しが市場予想を下回り急落

シノプシス<SNPS>

💡株価が動いたポイント

✅2025/9/10(水)終値387.78ドル-216.59ドル

✅始値427.8ドル、高値429.64ドル、安値380.84ドル

✅年初来高値651.73ドル、年初来安値365.74ドル

✅決算が嫌気され、前日比-35.84%の急落となりました


 

◎2025年5-7月期売上高17億4,000万ドル(前年同期比14%増)が市場予想17億7,000万ドルを下回り、一株当たり利益3.39ドルも市場予想3.80ドルを下回りました

◎「IP(Intellectual Property: 知的財産)」と呼ばれる半導体の設計図を提供する事業で米国政府の輸出規制により、中国での案件が進まなかったことなどが響いたようです

◎シノプシスの冴えない決算を受け、同業のケイデンス・デザイン・システムズ<CDNS>-6.42%も急落となりました

◎シノプシスが新たに開示した2025年8-10月期売上高予想22億3,000万~22億6,000万ドルは市場予想21億ドルを上回ったものの、一株当たり利益2.76~2.80ドルが市場予想4.54ドルを大きく下回り、悪材料と見られたようです

◎最高経営責任者(CEO)は、これまで推し進めてきた自社のIP開発の成果は得られていないとの見方を示し、その主因が中国関連の課題だと指摘しました

◎CEOは他の分野に経営資源を振り向けるとともに、人員を約10%削減する方針を示しました

◎アナリストらの評価は総じて厳しく、投資判断や目標株価、業績予想の引き下げが相次ぎ観測されています

バンク・オブ・アメリカ<BAC>のアナリストは投資判断を「買い」から「売り」へ2段階引き下げ、目標株価を625ドルから525ドルへ引き下げました

◎また別のアナリストは、中国事業への逆風はいずれ弱まるとの想定や会社側の業績予想は過度に保守的との見方から、投資判断「強気」を維持し、目標株価を660ドルから590ドルへ引き下げました

◎株価は、4月7日年初来安値365.74ドルから7月30日年初来高値651.73ドルへ上昇。その後は600ドル前後で推移していましたが、この日は一時380.84ドルまで下落しました

 

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