東宝<9602>
💡株価が動いたポイント
✅2025/7/16(水)終値9,191円+904円
✅始値8,587円、高値9,231円、安値8,550円
✅年初来高値9,231円、年初来安値6,001円
✅政策保有株の売却で一転最終増益の見通しとなり、前日比+10.9%の急騰となり上場来高値を更新しました
◎政策保有株の売却益を特別利益に計上するため、2026年2月期今期純利益予想を従来の375億円(前期比14%減)から435億円(同+0.3%増)へ上方修正し、一転最終増益となったことが好感されました
◎今期の売上高予想3,000億円(同4.2%減)や営業利益予想570億円(同11.9%減)は据え置きました
◎同時に発表した2025年3-5月期売上高は848億円(前年同期比1%減)で市場予想809億円を上回り、営業利益は193億円(同21%減)で市場予想189億円を上回り、純利益は115億円(同28%減)で市場予想127億円を下回りました
◎減収減益の要因は、前年の「劇場版ハイキュー‼ゴミ捨て場の決戦」「変な家」のヒットや「ゴジラ-1.0」の配信権収入の反動があり、演劇事業では帝国劇場の閉館で営業利益が7,000万円(同93%減)となった影響が大きいようです
◎今期から独立させたIP(知的財産)・アニメ事業は、「ゴジラ」などの商品化権収入やアニメの配信権収入が好調で売上高は189億円(同11%増)でしたが、のれん償却などで営業利益は63億円(同13%減)でした
◎一般的にのれんとは、企業の買収時に生じる「目に見えない価値」のことで、買収価格が買収先の純資産の時価を上回った際の差額を指し、毎年費用として少しずつ償却されます
◎あるアナリストは「商品化権収入の増加と修繕費の減少が利益を支え、安定感のある業績だ」と前向きに評価しました
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