【株価が動いた理由】日産自動車 -6.25%〜独メルセデスの年金ファンドが日産株を売却するとの報道で大幅安

【株価が動いた理由】日産自動車 -6.25%〜独メルセデスの年金ファンドが日産株を売却するとの報道で大幅安

日産自動車<7201>


💡株価が動いたポイント

✅2025/8/26(火)終値340.3円-22.7円

✅始値342.2円、高値343.3円、安値338.5円

✅年初来高値487.7円、年初来安値299円

✅独メルセデスが日産株を売却するとの報道で、前日比-6.25%の大幅安となりました



◎独メルセデス・ベンツグループが、同社の年金ファンド保有の日産株を売却すると表明したと報じられ、需給悪化(売りたい人が買いたい人より多い状態)が懸念され売られました

◎売却規模は約3億4,600万ドル(約510億円)で、一株当たりは337.5~345円になると見られています

◎メルセデスは、「戦略的に重要ではなくなった」として2016年に日産株を年金ファンドへ移管していたため、市場ではいずれ出る話だったが、今回の報道は明確な売り材料と見られたようです

◎また、2025年1-6月の世界新車販売台数は161万台(前年同期6%減)で、上期として16年ぶりの低水準となり、さらに初のトップ10圏外となり、中国の比亜迪(BYD)やスズキ<7269>にも抜かれたことも嫌気されたようです

◎7月30日に発表した2025年4-6月期決算では、最終赤字1,157億円(前年同期は285億円の黒字)で4四半期連続赤字で、販売不振が続いています

◎地域別では、中国は27万台(前年同期比18%減)で2018年のピーク(72万台)から約6割減、国内は22万台(同10%減)で比較可能な1993年以降最低、米国ではハイブリッド車(HV)の品揃え不足や米自動車関税の駆け込み需要も販売奨励金の抑制で取りこぼしたようです

◎新型「リーフ」を年内に国内で投入し巻き返しを狙うものの、「エルグランド」や「スカイライン」など主力車種の刷新は2026年以降が中心で、販売の本格回復には時間がかかりそうです

◎株価は2024年12月高値553.7円から今年7月10日年初来安値299円へ下落。その後8月25日高値365.7円まで上昇も、この日は一時338.5円まで下落しました

 

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