【株価が動いた理由】関西電力 +2.98%~アクティビストによる株式大量保有が引き続き買い材料視され年初来高値を更新

【株価が動いた理由】関西電力 +2.98%~アクティビストによる株式大量保有が引き続き買い材料視され年初来高値を更新

関西電力<9503>

💡株価が動いたポイント

✅2025/9/11(木)終値2,296.5円+66.5円

✅始値2,330円、高値2,345円、安値2,282.5円

✅年初来高値2,345円、年初来安値1,513.5円

✅アクティビストによる株式大量保有が引き続き買い材料視され、前日比+2.98%の上昇となり年初来高値を更新しました


 

アクティビスト(物言う株主)として知られる米ヘッジファンドのエリオット・マネジメントが、発行済み株式の4~5%程度の株式を取得し、上位株主3社に入ったようだと9日に報じられたことが連日注目されたようです

◎エリオットは非中核資産の売却により、年間配当を現在の60円から100円へ引き上げ自社株買いの拡大も求めているとのことです

◎また、エリオットは11日に「関西電力の経営陣と建設的に協働し、中核事業を一層強化していくことを期待する」との声明を発表したとのことです

◎エリオットが関西電力の株式を「相当額」保有する大株主のファンドに助言を行っていることや、「関西電力が株主還元の強化などを通じて、資金調達の柔軟性を高め、長期的な投資対象としての魅力を一層強化できる」と主張しているそうです

◎エリオットは不動産を多く持つ企業の株式を大量に保有し、その売却によって得られた資金を株主還元へまわすよう、強く求める手法を用いることで知られています

◎直近では、2024年に東京瓦斯<9531>の株式を大量に取得し、都市ガス事業と関連性の薄い不動産などを売却するよう求めていました

◎また8日に「首都圏で先行してきたデータセンターの建設計画が、関西にシフトしている」と報じられたことも、引き続き買い材料として注目されたと見られ、株価は4連騰しました

◎調査会社の予測では、データセンターの電力容量の今後5年間の伸び率は近畿が関東を大きく上回る見通しであり、8日には阪急阪神不動産などが大阪府茨木市に大規模データセンターを建設することが伝えられました

◎関東でデータセンター建設の適地が減っていることや災害リスク分散の観点から、今後は関西電力エリア内での建設が進むとの思惑も背景のようです

◎株価は、4月7日年初来安値1,513.5円から上昇傾向で、この日は一時2,345円まで上昇し、年初来高値を更新しました

 

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