新たなテック指数「マグニフィセント・テン(MGTEN)」とは?

💡この記事のポイント

✅「マグニフィセント・テン(MGTEN)」が登場

✅マグニフィセント・セブンに3銘柄を加えた新指数

✅米国のテクノロジーと成長をけん引する10銘柄をご紹介

🔎登場する主な銘柄

エヌビディアブロードコムパランティア


目次

新たにマグニフィセント・テン(MGTEN)指数が登場

マグニフィセント・テンとは

PayPay証券なら疑似MGTENも作れる

エヌビディア<NVDA>

マイクロソフト<MSFT>

アップル<AAPL>

アマゾン・ドット・コム<AMZN>

メタ・プラットフォームズ<META>

テスラ<TSLA>

アルファベット<GOOGL>

ブロードコム<AVGO>

パランティア・テクノロジーズ<PLTR>

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>

新たなテック指数「マグニフィセント・テン(MGTEN)」とは?

新たにマグニフィセント・テン(MGTEN)指数が登場

米国のシカゴ・オプション取引所(Cboe)が、新たな株価指数「マグニフィセント・テン(MGTEN)」を発表しました。これは、株式市場をけん引してきた「マグニフィセント・セブン」と呼ばれる巨大IT企業群に、新たに成長が期待される3つの企業を加えた計10銘柄で構成される指数です。


マグニフィセント・テンとは

マグニフィセント・テンは、米国のテクノロジー業界と経済成長を象徴する10の企業で構成されています。具体的には、以下の10銘柄です。


●マグニフィセント・セブン

エヌビディア

マイクロソフト

アップル

アマゾン・ドット・コム

メタ・プラットフォームズ

テスラ

アルファベット


●追加される3銘柄

ブロードコム

パランティア・テクノロジーズ

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ


この指数の特徴は、構成銘柄が10%ずつの均等配分されている点です。S&P500のような一般的な株価指数は、企業の時価総額に応じて構成比率が変わる「時価総額加重平均」を採用しているため、特定の巨大企業の株価動向に指数全体が大きく影響される傾向があります。


一方、マグニフィセント・テンは、各銘柄が指数に与える影響を均等にすることで、よりバランスの取れた形で米国の主要なテクノロジー・成長株の動向を捉えることを目指しています。今後、この指数に連動するファンドなども登場するかもしれません。


PayPay証券なら疑似MGTENも作れる

マグニフィセント・テン指数はまだ公開されていませんが、金額指定で株を買えるPayPay証券なら、疑似マグニフィセント・テンを作ることもできます。


例えば、10銘柄を1,000円ずつ均等に購入して合計1万円のポートフォリオを作ってみたり、成長を期待する銘柄の比率を増やしてみたりと、自由にカスタマイズができますので、好きな金額で取引してみましょう。


それを毎月1万円ずつ購入していく「つみたて投資」で、購入タイミングの分散とドルコスト平均法で平均取得価格を抑えていくことも可能です。


それでは、マグニフィセント・テンを構成する10銘柄をご紹介します。


エヌビディア<NVDA>

AI(人工知能)向け半導体の世界最大手で、GPU(画像処理半導体)の設計・開発を手がけています。AIブームを背景に業績は急拡大しており、2025年2-4月期決算は大幅な増収増益でした。

2025年7月には時価総額が史上初めて4兆ドルを突破するなど、株式市場の注目度は非常に高い銘柄です。今後もAI市場の拡大に伴い、データセンター向け半導体などの旺盛な需要が続くと期待されていますが、AMDやブロードコムなど競合の躍進による競争激化も懸念されています。


マイクロソフト<MSFT>

ソフトウェア開発やクラウドサービスを手がける世界最大級のIT企業です。AI開発企業オープンAIとの連携を強みに、クラウドサービス「Azure」などでAI関連の収益を拡大しています。

2025年4-6月期決算は、AIサービス需要の拡大を背景に市場予想を上回る増収増益となりました。株価は7月31日に上場来高値を更新し、一時は時価総額が4兆ドルに達しました。その後は調整局面が続いていますが、引き続き高い成長期待が寄せられています。


アップル<AAPL>

iPhoneなどのデジタル機器やソフトウェアを展開する企業です。開発者向けイベント「WWDC25」では、独自のAI機能「Apple Intelligence」を発表し、次期OS「iOS 26」などに搭載する計画を明らかにしました。

AI分野で他社に後れを取っているとの見方もありましたが、今後の製品やサービスへのAI統合が進むことで、新たな成長ステージに入るとの期待が高まっています。


アマゾン・ドット・コム<AMZN>

インターネット通販事業に加え、クラウドサービス「AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)」を展開していますAWSはクラウド市場で高いシェアを維持しており、AI関連機能の強化にも注力しています。

2025年4-6月期決算は、クラウド事業の堅調な伸びを背景に市場予想を上回る結果となりました。AI活用が同社の成長をさらに後押しするか注目されます。


メタ・プラットフォームズ<META>

「Facebook」や「Instagram」などのSNSを運営する企業です。AI分野への投資を積極的に進めており、AI開発を支えるための大規模データセンターを建設中です。

2025年1-3月期決算は2ケタの増収増益と好調で、SNS事業の安定した収益を基盤に、AIやメタバースなど次世代分野での成長を目指しています。


テスラ<TSLA>

イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)率いるEV(電気自動車)の設計・製造・販売を行う企業です。中国勢との競争激化などから業績は伸び悩んでおり、2025年4-6月期決算は減収減益となりました。

一方で、2025年6月にはテキサス州オースティンで「ロボタクシー」のパイロット運行(セーフティライダー同乗)を開始しており、完全自動運転による商用化を目指しています。低価格版EVを発表するなどテコ入れにも取り組んでいますが、EV市場の動向とAIを活用した新規事業の進展が、今後の株価を左右する要因となりそうです。


アルファベット<GOOGL>

検索サービス「Google」や動画共有サイト「YouTube」を運営する企業です。AI分野にも注力しており、独自のAIモデル「Gemini」を検索サービスなどに導入しています。

2025年4-6月期決算は増収増益と好調でしたが、広告分野では競争が激化しており、AIを活用した新サービスの収益化が今後の成長のカギを握るとみられます。また、傘下の自動運転開発企業ウェイモの取り組みも注目されています。


ブロードコム<AVGO>

半導体デバイスやインフラ向けソフトウェアの設計・開発・販売を手がける企業です。データセンターで使用されるAI向けカスタム半導体の需要が旺盛で、業績は堅調に推移しています。

2024年末には時価総額が1兆ドルを突破し、2025年にはテスラを上回る規模に成長しました。直近はオープンAIと提携するなど、エヌビディアの対抗馬として注目されています。


パランティア・テクノロジーズ<PLTR>

政府機関や大企業向けにデータ分析プラットフォームを提供する企業です。特に防衛分野での実績が豊富で、地政学リスクの高まりを背景に需要が拡大しています。

2025年1-3月期決算は市場予想を上回る大幅な増益となりました。AIを活用したデータ解析技術に強みを持ち、防衛関連株としてだけでなく、AI関連銘柄としても存在感を高めています。


アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>

CPUやGPUなどの半導体を設計・開発する企業です。AIデータセンター向けGPUの新製品が高い性能で評価されており、エヌビディアの対抗馬として注目されています。

2025年1-3月期決算ではAI関連事業の好調を受けて大幅な増益を達成しました。AI半導体市場でのシェア拡大が今後の焦点です。オープンAIへの半導体供給契約と資本提携を発表し年初来高値を更新するなど、株価も堅調に推移しています。



記事作成日:2025年10月15日