アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>
💡株価が動いたポイント
✅2025/10/6(月)終値203.71ドル+39.04ドル
✅始値226.45ドル、高値226.71ドル、安値203.01ドル
✅年初来高値226.71ドル、年初来安値76.48ドル
✅オープンAIへの半導体供給契約と資本提携を発表し、前日比+23.7%の急騰となり年初来高値を更新しました
◎対話型AI(人工知能)の「チャットGPT」を手がけるオープンAIにAI半導体を供給する複数年契約を結んだと発表し、収益拡大を期待した買いが入りました
◎この提携に基づき、オープンAIはAMD製の次世代AI半導体「Instinct」シリーズを採用したデータセンターを合計6ギガワット規模で建設する計画とのことです
◎オープンAIのアルトマン最高経営責任者(CEO)は、AMDとの提携で需要に見合うAIインフラ構築が進むと期待を示しました
◎AMDはこの提携により、2026年後半から年間100億ドル規模の売上増が見込まれ、将来的には総売上高が1000億ドルを超える可能性があるとの見方を示しました
◎また、資本関係も強化し、AMDはオープンAIに対して最大で発行済み株式の約10%にあたる新株予約権を付与します。これはオープンAIの半導体購入の進捗などが条件となっており、両社の強固な協力関係を示すものと市場は評価したようです
◎この条件の中には、AMDの株価上昇に伴う内容もあり、最終的には株価が600ドルに上昇すると権利行使できる内容もあり、現在の株価の約3倍の条件であることに期待された面もあるようです
◎この提携を受け、あるアナリストがAMDの投資判断を「保持」から「買い」へ、目標株価を170ドルから300ドルへ引き上げました
◎また、AI半導体を巡る競争激化の懸念から、AMDと競合するエヌビディア<NVDA>-1.1%やブロードコム<AVGO>-0.85%は下落しました
◎AMDの株価は、4月8日年初来安値76.48ドルから8月13日高値186.65ドルへ上昇。その後9月8日安値149.22ドルまで下落していましたが、この日は一時226.7ドルまで上昇し年初来高値を更新、2024年3月上場来高値227.3ドルに迫りました
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