💡この記事のポイント
✅ 「AIへの懸念」でソフトウェア株が下落
✅下落により配当利回りがアップ
✅好配当と反発狙いで妙味のあるソフトウェア株をご紹介
🔎登場する主な銘柄
✅IBM、シスコシステムズ、野村総合研究所、トレンドマイクロ

✅ 「AIへの懸念」でソフトウェア株が下落
✅下落により配当利回りがアップ
✅好配当と反発狙いで妙味のあるソフトウェア株をご紹介
✅IBM、シスコシステムズ、野村総合研究所、トレンドマイクロ
インターナショナル・ビジネス・マシーンズ<IBM>
シスコシステムズ<CSCO>
オートマチック・データ・プロセッシング<ADP>
アクセンチュア<ACN>
オービック<4684>
野村総合研究所<4307>
トレンドマイクロ<4704>
日本オラクル<4716>
「人が行っていた業務がAI(人工知能)により自動化され、ソフトウェアやITサービスの仕事が減るのでは」といった「AI脅威論」が広がり、このところソフトウェア関連株が大きく下落しました。実際には、AIは“代替”だけでなく“需要を押し上げる”側面もありますが、現状では不安を払拭するには至っていません。
しかし、こうした市場の懸念は、視点を変えれば長期投資家にとっての「好機」とも捉えられます。なぜなら、実績あるソフトウェア企業は、長年培ってきた膨大な顧客データや、企業の根幹を支える強固なシステム基盤をすでに持っているからです。彼らはAIを「敵」として恐れるのではなく、自らのサービスにいち早く統合することで、顧客の業務効率をさらに高める「AI時代のプラットフォーマー」へと進化する可能性もあります。
ソフトウェア企業の多くは、月額料金などを継続的に受け取る「サブスクリプション(継続課金)」モデルを収益の柱としています。一度導入されると他社への乗り換えが難しいため、不況下でも収益が崩れにくいという特徴があります。この安定したキャッシュフローこそが、株主への継続的な配当を支える強力な原動力となり得ます。
そこで今回は、下落したソフトウェア関連株の中から、比較的配当利回りの高い日米株をご紹介します。
「青い巨人」の愛称で親しまれる同社は、かつてのハードウェア中心のビジネスから、現在はクラウドとAIを中心としたソフトウェア・サービスへの取り組みを強めています。企業向けAIプラットフォーム「watsonx(ワトソンエックス)」の提供を通じて、法人のAI活用を支える動きもあります。30年連続増配という輝かしい実績を持つ「配当貴族」銘柄でもあり、ハイテク株の中でも株主還元への意識が非常に高いことで知られています。
予想配当利回りは2.94%。
ネットワーク機器・ソフトウェアの大手で、インターネットのインフラを支える存在です。近年は、運用・管理・セキュリティなどをソフトウェアで提供するサブスクリプションモデルへの転換を進めています。AIデータセンター向けのネットワーク投資が意識される中、効率的なネットワーク管理の重要性も高まっています。安定したキャッシュフローを背景に着実な増配を継続しています。
予想配当利回りは2.11%。
世界最大級の人事・給与管理クラウドソフトウェアを展開する企業です。世界中で働く数千万人の給与計算を同社のソフトウェアが支えており、企業の「絶対に止められない」基幹業務を代行しているため、景気に左右されにくい面があるとされます。51年連続増配という「配当王」の称号を持ち、その安定したビジネスモデルは、長期にわたって配当を受け取り続けたい投資家から信頼を得ています。
予想配当利回りは3.15%。
世界有数のITコンサルティング企業で、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)支援やシステム導入・運用まで幅広く手がけています。AI活用の検討が進む中、同社の導入支援や運用支援へのニーズも意識されやすい分野です。現在、多くの企業が「AIをどう活用すべきか」に頭を悩ませる中、同社のAI導入支援などのコンサルティングへの需要は旺盛です。成長投資を継続しながらも、株主への配当還元を安定的に実施する姿勢を鮮明にしています。
予想配当利回りは3.22%。
国内の中堅・大手企業向け統合業務ソフトウェア「OBIC7」を展開する、日本を代表する独立系ソフトウェア企業です。自社で開発・販売・サポートまでを一貫して行うことで、顧客のニーズを的確に捉え、高い利益率を維持しています。一度導入されると極めて解約率が低いストック型のビジネスモデルが強みであり、長年にわたり増配を継続している「隠れた優良配当株」としての側面も持ち合わせています。
予想配当利回りは2.15%。
コンサルティングと大規模システム構築・運用を融合させた、国内有数のITソリューション企業です。特に日本の金融機関や流通業界の基幹システムを長年支えており、他社が容易に参入できない強固な顧客基盤を築いています。企業のDX投資が加速する中、安定したシステム運用収益(ソフトウェア保守・運用)が業績の下支えとなっており、着実な増益とともに株主還元の拡充を続けている銘柄です。
予想配当利回りは1.94%。
日本を代表するサイバーセキュリティソフトウェア企業です。AIを悪用した攻撃が巧妙化する中、AI搭載のセキュリティソフトによる防御需要が世界的に高まっており、個人・法人共にサブスクリプション収益が順調に拡大しています。株主還元に非常に積極的な方針を掲げていることが特徴で、安定した収益を背景に、国内のソフトウェア関連株の中でも比較的配当利回りが高い銘柄です。
予想配当利回りは3.67%。
米オラクルの日本法人であり、国内企業の基幹データベースソフトウェアで高いシェアを誇ります。企業のIT基盤において「心臓部」にあたるデータベースを握っているため、極めて解約されにくい安定した収益基盤を持っているのが特徴です。近年はデータベースのクラウド移行が追い風となっており、高い収益性を背景にした安定的な配当方針は、投資家から注目されそうです。
予想配当利回りは2.19%。
※ご紹介した予想配当利回りは、2026年2月25日終値時点の情報を元にしています。
記事作成日:2026年2月25日