【株価が動いた理由】テスラ -14.25%~マスク氏とトランプ大統領の関係悪化で急落し時価総額が一日で約1,500億ドル減少

【株価が動いた理由】テスラ -14.25%~マスク氏とトランプ大統領の関係悪化で急落し時価総額が一日で約1,500億ドル減少

テスラ<TSLA>

💡株価が動いたポイント

✅2025/6/5(木)終値284.7ドル-47.35ドル

✅始値322.49ドル、高値324.55ドル、安値273.21ドル

✅年初来高値439.74ドル、年初来安値214.25ドル

✅マスク氏とトランプ大統領の関係悪化で、前日比-14.25%の急落となりました


 

◎イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が、トランプ大統領が推進する大型減税関連法案への批判を従来から繰り返し、これまで沈黙を守ってきたトランプ大統領が、ついにマスク氏を強く非難しました

◎これにより、米大統領選から共闘してきた二人の蜜月関係は壊れ、テスラは急落し、時価総額が一日で約1,500億ドル減りました。これは2010年の上場以来一日での最大の消失額です

◎両者はここ数日、インタビューやSNSで舌戦を繰り返してきました

◎トランプ大統領は、「EV(電気自動車)購入税額控除の廃止でマスク氏は発狂した」「マスク氏への政府補助金と契約を打ち切る」「航空宇宙局(NASA)の長官にマスク氏が強く推薦したアイザックマン氏を起用しなかったことにもマスク氏は怒っている」などと述べました

◎マスク氏は「減税法案は債務を膨張させるから廃案にすべき」「減税法案が見直されればEVに関する条項が含まれていても構わない」「私が応援しなければ大統領選に負けていた」「トランプ大統領は人身売買と虐待疑惑に関する捜査のファイルに載っている」などと述べ、SNSで新しい政党を作る時期が来ているかどうかのアンケートを実施しました(現時点で約325万票の内、約80%がイエスと回答)

◎マスク氏は批判を繰り返すことで、同様の異議を唱える議員を増やし、法案の修正を狙っていると報じられています

◎米国の下院は先月、大型減税関連法案を賛成215、反対214の1票差で可決しました。共和党からも2人の議員が反対に投じました

◎上院は共和党が53対47の多数派ですが、現在2人の共和党議員が強く反対し、他にも5~6人の共和党議員が法案に懸念を抱いているとのことで、マスク氏の対決姿勢が反対を後押しする可能性があるようです

◎マスク氏は政府効率化省(DOGE)での役目を終え、経営に専念する意向を示したばかりですが、トランプ大統領と敵対するほど政治に意識が向いてしまったことも大幅下落の背景にあるようです

◎この日の下落で、4月7日年初来安値214.25ドルから5月29日高値367.71ドルまでの上昇分の半分以上を失いました

 

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