クアルコム<QCOM>
💡株価が動いたポイント
✅2025/6/9(月)終値155.41ドル+6.17ドル
✅始値151.81ドル、高値156.12ドル、安値151.17ドル
✅年初来高値177ドル、年初来安値120.8ドル
✅英アルファウェーブ買収合意で収益拡大期待から、前日比+4.13%の大幅高となりました
◎AI(人工知能)技術の強化に向け、半導体設計を手がける英アルファウェーブを約24億ドルで買収することに合意したと発表し、買われました
◎クアルコムが4月に買収提案を検討中と明らかにしていたもので、アルファウェーブではクアルコムが提示した条件を公正かつ合理的と判断し、全会一致で提案を承認した上で、株主に推奨する方針であると伝えられています
◎規制当局と株主の承認が得られしだい、2026年の早い時期に買収完了となる見込みです
◎アルファウェーブはネットワーキング、ストレージ向けの半導体技術の設計・ライセンス供与を行う会社であり、主力製品「セルデス」はデータセンターや5G通信などでの高速データ転送をより少ない消費電力で効率化する技術として評価されています
◎クアルコムの最高経営責任者(CEO)は、成長が鈍っているスマートフォン市場への依存を減らし、新分野への参入や事業拡大を進める意向を示していましたが、今回の買収効果は大きいと期待されているようです
◎また英国で行われている米中貿易交渉の進展期待で、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>+4.77%、マイクロチップ・テクノロジー<MCHP>+4.29%、テキサス・インスツルメンツ<TXN>+3.53%、ラム・リサーチ<LRCX>+2.26%、マイクロン・テクノロジー<MU>+2.2%、インテル<INTC>+2.09%、アプライド・マテリアルズ<AMAT>+1.83%、マーベル・テクノロジー<MRVL>+1.16%、エヌビディア<NVDA>+0.64%など半導体株が堅調に推移しました
◎2回目となる閣僚級協議では中国によるレアアース(希土類)規制に加えて、米国の半導体輸出規制が主に議論されていると報じられています
◎取引時間中にはトランプ大統領から「進行中の協議について肯定的な報告を受けている」との発言が伝えられたことも、半導体株が人気化した背景にあるようです
◎また、5月下旬に米政権が中国向け半導体設計ソフトの輸出禁止を命じたとの報道で急落していた、シノプシス<SNPS>+2.01%、ケイデンス・デザイン・システムズ<CDNS>+1.59%も、トランプ大統領と習近平国家主席の電話協議のあと対中ビジネスの一部が再開されたと伝わり上昇しました
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