【株価が動いた理由】アドバンスト・マイクロ・デバイセズ +8.8%~エヌビディアに対抗したAI新製品をアナリストが高く評価し目標株価を引き上げ急騰

【株価が動いた理由】アドバンスト・マイクロ・デバイセズ +8.8%~エヌビディアに対抗したAI新製品をアナリストが高く評価し目標株価を引き上げ急騰

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>

💡株価が動いたポイント

✅2025/6/16(月)終値126.39ドル+10.23ドル

✅始値118.64ドル、高値128.14ドル、安値117.78ドル

✅年初来高値131.71ドル、年初来安値76.48ドル

✅AI新製品が好評価でアナリストが目標株価を引き上げ、前日比+8.8%の急騰となりました


 

先週発表した、AI(人工知能)半導体の新製品をアナリストが高く評価し買いを集めました

◎新製品は、次世代AIデータセンター向けGPU(画像処理半導体)で、「AMD Instinct MI350」「MI355X」は今年7~9月からハイパースケーラー(巨大データセンターを運営する大企業)などに提供され、来年に次世代の「MI400」を投入予定です

◎これらはエヌビディア<NVDA>のGPUに対抗するもので、同等以上の性能より低価格であるとアピールしています

◎エヌビディアの主力製品の「B200」と比べて、複数の指標で優れた結果が出たとのことで、同じコストの場合でのデータ処理性能は最大4割高いとしています

◎これまで独占状態だったエヌビディアに対抗できる可能性がある製品として注目を集めたようです

◎12日行われた発表イベントでは、オープンAIのアルトマン最高経営責任者(CEO)が「AIの推論に最適化されていて、学習でも驚くほど多様なオプションがある」として新製品を絶賛しました

◎次世代型の「MI400」については、「最初に仕様を聞かされたとき完全にクレイジーだと思った。でも、きっと素晴らしいものになる」と述べました

◎この「MI400」を搭載したHeliosラックが特に好評で、AMDのCEOは「Heliosが2026年に発売されれば、大規模なAIの新たなベンチマークとなる」と述べました

◎また、外部に無償提供するオープンソース型の開発環境「ROCm7」も発表し、ソフトの面からAMD製品の利用促進を狙うことも好感されているようです

◎これを受けあるアナリストは、Heliosラックはじめ新製品に興奮しているとして、投資判断オーバーウェイト」を維持し、目標株価を125ドルから140ドルに引き上げました

バンク・オブ・アメリカ<BAC>のアナリストは、公表されたオープンAI、メタ・プラットフォームズ<META>、マイクロソフト<MSFT>、オラクル<ORCL>などだけでなく、恐らくアマゾン・ドット・コム<AMZN>との提携もあるだろうとして、投資判断「買い」を維持し、目標株価を130ドルとしました

◎AMDの株価は、2024年3月高値227.3ドルから今年4月8日年初来安値76.48ドルへ下落。この日は一時128.14ドルまで上昇し、1月7日年初来高値131.71ドルに迫りました

 

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