テスラ<TSLA>
💡株価が動いたポイント
✅2025/7/7(月)終値293.94ドル-21.41ドル
✅始値291.37ドル、高値296.15ドル、安値288.77ドル
✅年初来高値439.74ドル、年初来安値214.25ドル
✅マスクCEOの新党結成が嫌気され、前日比-6.78%の急落となりました
◎大型減税・歳出法の成立を受け、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が、新政党「アメリカ党」の設立を5日に発表し、売られました
◎テスラの投資家は、マスクCEOが政治活動から離れ、経営に専念することを望んでいただけに失望したようです
◎マスクCEOは、以前から大型減税・歳出法は財政悪化に繋がるとして反対しており、法案が成立すれば新党を結成すると宣言していました
◎これに対しトランプ大統領は、「第3党は上手くいったことがない。彼が楽しむのは勝手だが、ばかげていると思う」と批判しました
◎マスクCEOは、上院(定数100)で2~3議席、下院(定数435)で8~10議席を新党で集中的に狙う案を示しました。上下両院で議席数が共和党と民主党で拮抗しているため、重要な採決で決定的な役割を担う考えのようです
◎しかし、大型減税・歳出法の成立により、これまでの最大7,500ドル(約100万円)のEV(電気自動車)補助金が廃止されることとなり、さらに販売が落ち込む懸念が広がっています
◎また、部品などの輸入への関税によるコスト増の懸念もあり、新党結成でトランプ大統領の反感を買うと、さらにテスラにとってマイナスが増加する恐れもあります
◎これによりあるアナリストは、投資家が耐えられないほど売上が落ち込む可能性があるとして、投資判断を「買い」から「ホールド」に引き下げました
◎最も強気なアナリストは、投資判断「買い」と目標株価500ドルを維持しましたが、「米政府との対決はテスラの投資家がマスクCEOに望んでいることとは全く逆」「マスクCEOの熱烈な支持者は、なにがあっても常に支持するだろうが、多くのテスラ投資家は、マスクCEOが政治的な活動をすることに疲弊感を抱いている」として、目先の下落を予想しました
◎また、あるテクニカルアナリスト(業績等ではなくチャートなどから分析するアナリスト)は、「290ドルから300ドルの範囲で下値抵抗線があり、この水準を維持できるかどうか、今後数日間注目される」と述べました
◎テスラの株価は2024年12月上場来高値488.54ドルから今年4月7日年初来安値214.25ドルへ下落。直近はおよそ280~260ドル程度のレンジで推移していました。直近安値の6月5日安値273.21ドルまで割り込むと、さらに下値が懸念される弱い形となりそうです
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