ケイデンス・デザイン・システムズ<CDNS>
💡株価が動いたポイント
✅2025/7/29(火)終値366.26ドル32.5ドル
✅始値355ドル、高値370.61ドル、安値353ドル
✅年初来高値370.61ドル、年初来安値221.56ドル
✅好決算と今期予想の上方修正で、前日比+9.73%の急騰となり上場来高値を更新しました
◎2025年4-6月期売上高12億7,544万ドルが市場予想12億5,000万ドルを上回り、特別項目を除く一株当たり利益1.65ドルも市場予想1.56ドルを上回ったことが好感されました
◎また、2025年12月期今期売上高予想を52億1,000万~52億7,000万ドルとし、従来予想51億5,000万~52億3,000万ドルから上方修正し、市場予想52億ドルを上回りました
◎今期一株当り利益予想も6.85~6.95ドルとし、従来予想6.73~6.83ドルから上方修正し、市場予想6.76ドルを上回りました
◎AI(人工知能)半導体の設計に必要な半導体設計支援ソフトの需要が引き続き旺盛であることを反映したようです
◎これについてあるアナリストは、「半導体バリューチェーンにおいて不可欠な役割を担っている」として、ケイデンスがいなければマイクロソフト<MSFT>はAzureクラウドサービス向けのカスタムAI半導体の開発は断念しただろうと述べました
◎別のアナリストは、ハードウェアサイクルが2025年後半から2026年にかけて「全力で稼働」するとして、投資判断「買い」を維持し、目標株価を325ドルから390ドルに引き上げました
◎また別のアナリストは、対中輸出規制がなければ受注はさらに伸びていたと指摘し、旺盛な需要から受注残高はさらに拡大し、年末までに記録的な水準に達するとして、投資判断「オーバーウェイト」を維持し、目標株価を358ドルから405ドルに引き上げました
◎この決算発表を受け、同業のシノプシス<SNPS>+7.28%も買われました
◎なお、米国の対中輸出規制に違反したとして約1億4,060万ドルの和解金を支払ったことも発表されましたが、悪材料視されなかったようです
◎ケイデンスの株価は、4月7日年初来安値221.56ドルから上昇傾向で、この日は一時370.61ドルまで上昇し、上場来高値を更新しました
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