【株価が動いた理由】エヌビディア -1.95%~米金利の上昇と引き続き中国での競争激化懸念で4日続落

【株価が動いた理由】エヌビディア -1.95%~米金利の上昇と引き続き中国での競争激化懸念で4日続落

エヌビディア<NVDA>

💡株価が動いたポイント 

✅2025/9/2(火)終値170.78ドル-3.4ドル

✅始値170ドル、高値172.38ドル、安値167.22ドル

✅年初来高値184.48ドル、年初来安値86.63ドル

✅米金利の上昇と中国での競争激化懸念で、前日比-1.95%の大幅安となり4日続落しました


 

◎米国の財政不安への懸念から長期金利が上昇したことで、ハイテク株の割高感が意識され、売られたようです

◎ 米国の裁判所が、トランプ政権の相互関税などを憲法違反とした一審判決を支持したことで、米政府の歳入が減るとの懸念が浮上。これを受けて米国の長期金利が上昇し、株式の相対的な割高感が意識されたため、ハイテク株を中心に売りが優勢となったようです

◎ 加えて、米政権の干渉による米連邦準備制度理事会(FRB)の独立性に対する懸念が市場でくすぶっていることも、投資家心理を冷やしたようです

◎また、中国のネット通販最大手アリババ集団が、独自のAI(人工知能)半導体を開発した件も、引き続き重石となったようです

◎これまでエヌビディアが圧倒的なシェアを誇ってきたAI半導体市場において、将来的に競争が激化するのではないかと警戒されているようです

◎アリババのAI半導体は、エヌビディアの最先端の製品にはまだ及ばないとされていますが、米国の輸出規制により先端半導体の確保が難しくなる中で、中国企業が代替品として自国開発を進める動きが意識されたようです

◎ また、株式市場では例年9月は株価の平均騰落率が月別で最も悪いというアノマリー(経験則)があることも、9月に入り利益確定売りが出やすい背景のようです

◎エヌビディアの株価は、4月7日年初来安値86.62ドルから8月12日上場来高値184.48ドルへ上昇。その後はおよそ170~180ドル程度で推移していましたが、この日は一時167.22ドルまで下落しました

 

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