ブロードコム<AVGO>
💡株価が動いたポイント
✅2025/9/10(水)終値369.57ドル+32.9ドル
✅始値351.52ドル、高値372.97ドル、安値350.55ドル
✅年初来高値372.97ドル、年初来安値138.1ドル
✅CEOのAI売上連動報酬やオラクルの強気見通しで、前日比+9.77%の急騰となり上場来高値を更新しました
◎ホック・タン最高経営責任者(CEO)の株式報酬が、AI(人工知能)関連の収益目標の達成度に応じて支払われることが発表され、会社の将来の成長に対する強い自信の表れと受け止められたようです
◎具体的には、2028年度から2030年度において、AI製品の年間売上高が900億ドルに達した場合に、タン氏は全額報酬を受け取るとのことです
◎この報酬は、AI売上高が1,050億ドルに達した場合は2倍、1,200億ドルを超えた場合は3倍になり、600億ドルを達成できなかった場合、タン氏は報酬全額を放棄するとのことです
◎現在のAI関連の年間売上高は200億ドルとのことで、この非常に高い目標設定が投資家に好感された模様です
◎また、主要パートナーであるオラクル<ORCL>+35.94%が、クラウドインフラ事業の力強い成長見通しを発表したことも、追い風となったようです
◎ブロードコムはオラクルに、半導体やハードウェアからソフトウェアまで幅広く提供しているサプライヤー(供給者)であるため、オラクルの野心的な目標の恩恵を受ける絶好の立場にあると見られているようです
◎オラクルはこの日の上昇で、時価総額は9,222億ドルとなり米国企業で10位に浮上。また、オラクルの発行済み株式の41%を持つオラクル創業者のラリー・エリソン会長が、テスラ<TSLA>のイーロン・マスクCEOを抜き世界一の富豪になりました
◎オラクルの好調な見通しを受け、AI関連の需要が今後も続くと期待され、エヌビディア<NVDA>+3.84%、マイクロン・テクノロジー<MU>+3.51%、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>+2.39%などの半導体関連株や、ヴィストラ<VST>+7.96%、コンステレーション・エナジー<CEG>+6.37%、アリスタ・ネットワークス<ANET>+6.2%、イートン<ETN>+4.02%などのデータセンター関連株も上昇しました
◎ブロードコムの株価は、4月7日年初来安値138.1ドルから上昇傾向で、この日は一時372.97ドルまで上昇し、上場来高値を更新しました
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