💡この記事のポイント
✅米国株市場は最高値圏
✅AI関連株を中心に上昇
✅米国の主力8銘柄をご紹介
🔎登場する主な銘柄
✅アルファベット、エヌビディア、ブロードコム
✅米国株市場は最高値圏
✅AI関連株を中心に上昇
✅米国の主力8銘柄をご紹介
✅アルファベット、エヌビディア、ブロードコム
AI関連株が好調
アルファベット<GOOGL>
アップル<AAPL>
メタ・プラットフォームズ<META>
アマゾン・ドット・コム<AMZN>
マイクロソフト<MSFT>
テスラ<TSLA>
エヌビディア<NVDA>
ブロードコム<AVGO>
米国のNYダウやナスダック総合指数といった主要株価指数が史上最高値を更新し、その後も高値圏での推移が続いています。中でも、AI(人工知能)といった旬のテーマを内包する銘柄は好調な業績を背景に株価も大きく上昇し、上場来高値を更新する銘柄も散見されます。
今回はマグニフィセント・セブン(壮大な7銘柄/M7)と呼ばれるハイテク企業7社とブロードコム<AVGO>を取り上げ、今後の展望に触れていきます。
インターネット上の検索サービス「Google」のほか、Android OSやウェブブラウザーなどを手がけています。
2025年4-6月期決算は、売上高が前年同期比13.8%増、営業利益も同14%増と好決算でした。
9月2日には、同社にとって大きな問題となっていたインターネット検索での独占禁止法違反訴訟で、ウェブ閲覧ソフト「クローム」を売却する必要はないとの判断が示されたことで事業分割が回避され、不透明感が解消されました。さらに、AIチャットボット「Gemini」がアップルストアの米国内ランキング1位となったことも業績への追い風となりそうです。
株価は前述のニュースを受け、210ドル台から値を飛ばし、9月16日には253.04ドルまで上昇し上場来高値を更新しました。
モバイル通信機器、メディア機器、パソコンなどの製造・販売を手がけています。
2025年4-6月期決算は、売上高は前年同期比9.6%増、営業利益も同11.2%増となりました。
9月9日には自撮り写真で新しいセンターステージフロントカメラ(被写体を自動で中央に収める機能)を搭載した「iPhone 17」シリーズを発表しました。このシリーズには超薄型の「iPhone Air」や最も強力で効率的な半導体を搭載した「iPhone 17 Pro」などが含まれています。「iPhone 17」の売れ行き次第では、同社の業績拡大が見込まれます。
好決算の一方で、AIで出遅れているイメージがあり、今回もAIに関連した大きな発表がなかったことで株価は伸び悩み、2024年12月上場来高値260.1ドルや今年2月25日年初来高値250ドルを未だ下回った状態です。
Facebook」や「Instagram」などの運営のほか、VR(仮想現実)やMR(複合現実)、AR(拡張現実)関連製品の研究・開発も手がけています。
2025年4-6月期決算は、売上高が前年同期比21.6%増、営業利益も同37.7%増と好調でした。
直近では、AI開発を支えるために複数の次世代データセンターを建設中で、第1弾は2026年にオープンする予定だと公表しています。こうした取り組みは、今後も同社の業績を拡大することになりそうです。
株価は好決算の発表を受け、7月30日終値695.21ドルから7月31日高値784.75ドルまで値を飛ばし、8月15日には796.25ドルまで上昇し上場来高値を更新。その後は上昇一服も、直近は780ドル前後まで回復しています。
ネットでの小売販売のほか、電子書籍リーダーやタブレット端末などの電子デバイスの製造、販売も手がけています。
2025年4-6月期決算は、売上高が前年同期比13.3%増、営業利益は同30.7%増と業績を伸ばしています。
9月10日には、AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)とクアルコムがソニー・ホンダモビリティと協力して、AIを活用した自律機能と高度なエンターテインメントシステムを融合させた次世代スマートカー「AFEELA」の開発速度を加速させることを発表しています。AIでのさまざまな分野での取り組みに要注目です。
株価は2月4日上場来高値242.52ドルから4月7日年初来安値161.38ドルへ下落。その後7月31日高値236.53ドルまで回復も、決算発表を受け8月4日安値211.42ドルまで下げました。直近は235ドル前後で推移しています。
ソフトウェア製品の開発やライセンス供与、タブレット端末の製造、クラウドサービスなどを手がけています。
2025年6月期前期決算は、売上高が前期比14.9%増、営業利益は同17.4%増と2ケタ増収増益でした。
9月11日には、「チャットGPT」の開発企業であるオープンAIとの提携関係を延長することで合意したことを公表しています。同社はAI事業への取り組みを進めており、今後もAI事業が業績拡大へ貢献すると思われます。
株価は4月7日年初来安値344.79ドルから7月31日には555.45ドルまで上昇し上場来高値を更新。その後は上昇一服となり9月5日安値492.37ドルまで下落しましたが、直近は510ドル前後で推移しています。
EV(電気自動車)や関連部品の設計・製造・販売などを手がけています。
2025年4-6月期決算は、売上高が前期比11.8%減、営業利益は同42.5%減と大幅な減収減益でした。
同社はイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)に対し、特定の目標を達成すれば、およそ1兆ドルに相当する報酬を与えるという提案を明らかにしました。報酬案では、今後10年間での時価総額や業績などの達成状況に応じて会社の株式が付与され、時価総額が現在の8倍近い8兆5,000億ドルに達すると株式を12%分付与するとしています。さらに、EVの納入台数を2,000万台とすることや自動運転の「ロボタクシー」を100万台運行することなども条件となっています。
株価は2024年12月上場来高値488.54ドルから今年4月7日年初来安値214.25ドルへ下落。その後はおよそ300~350ドル程度でもみ合っていましたが、9月15日高値425.7ドルまで上昇し、ボックス圏を上抜けてきました。
コンピューターの画像処理に用いるGPUの開発・製造などを手がけています。
2025年5-7月期決算は、売上高が前年同期比55.6%増、営業利益も同52.6%増と大幅増収増益で着地。
9月10日には、動画生成やソフトウェア開発といった高負荷タスクに対応する半導体「ルービンCPX」を発表しました。これにより、AIシステムは数百万トークン(AIが文章を理解・生成するために分解して使う単位)におよぶソフトウェアコーディングや生成ビデオを革新的なスピードと効率で処理できるようになるとしています。同社は、AI技術の進展を背景に引き続き、業績を拡大していくでしょう。
株価は4月7日年初来安値86.62ドルから8月12日上場来高値184.48ドルへ上昇。その後は業績見通しが低調だったことで上値が重くなり、9月5日にはブロードコムが2026年からオープンAIのAIアクセラレーターの設計製造を支援し、エヌビディアが主導する収益性の高い分野に参入することを表明したことで164.07ドルまで下落しました。直近は175ドル前後で推移しています。
半導体デバイスとインフラストラクチャ・ソフトウェアの設計、開発、販売を手がけています。
2025年5-7月期決算は、売上高が前年同期比22%増、最終損益は前年同期の18億7,500万ドルの赤字から41億4,000万ドルの黒字に転換しました。
決算発表後には、タンCEOが2026年度のAIの売上高見通しが大幅に改善する見通しを示したことや、2026年からオープンAIのAIアクセラレーターの設計製造を支援し、エヌビディアが主導する収益性の高い分野に参入することも表明しています。
株価は4月7日年初来安値138.1ドル以降は上昇傾向で、決算発表以降は上昇に弾みが付き、9月11日には374.23ドルまで上昇し、上場来高値を更新しました。
記事作成日:2025年9月17日
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