💡この記事のポイント
✅日米の主要株価指数は史上最高値を更新
✅AI市場拡大や米利下げに期待
✅成長期待の高いテンバガー候補の日米株をご紹介
🔎登場する主な銘柄
✅米国株:ブロードコム、オラクル
✅日本株:イビデン、東邦チタニウム
✅日米の主要株価指数は史上最高値を更新
✅AI市場拡大や米利下げに期待
✅成長期待の高いテンバガー候補の日米株をご紹介
✅米国株:ブロードコム、オラクル
✅日本株:イビデン、東邦チタニウム
AI市場拡大や米利下げが追い風
オラクル<ORCL>
ブロードコム<AVGO>
GEエアロスペース<GE>
マーベル・テクノロジー<MRVL>
パロアルトネットワークス<PANW>
コグネックス<CGNX>
イビデン<4062>
東邦チタニウム<5727>
ナスダック総合指数と日経平均株価の日米主要株指数は、ともに9月に史上最高値を更新しました。足元では半導体・AI(人工知能)関連を中心に買われており、短期的には過熱感も意識される状況ではあります。
ただ、AI関連市場は大いに拡大しているさなかであり、今後は米国の利下げによる株高効果への期待も残ります。ここまでの株価上昇をけん引してきた銘柄群に一服感が出ても、新たな成長期待銘柄の上昇が株式市場の下支えになる展開が想定されます。
2023年から2024年にかけての米国株市場は、「マグニフィセント・セブン」と呼ばれるテクノロジー企業が全体相場を大いにけん引してきましたが、2025年に入って影響力はやや低下してきています。今後はマグニフィセント・セブン向けのビジネスを商機とするようなものを含め、次のマグニフィセント・セブンを探るような動きが強まっていくことが期待されます。中には、将来に株価10倍高を達成する「テンバガー候補」が隠れているかもしれません。
今回は、成長期待の高いテンバガー候補の日米株をご紹介します。
データベース管理ソフトの大手企業ですが、近年ではIT基盤を提供するクラウド事業が成長のけん引役となっています。
クラウド基盤事業で複数社と大型契約を締結し、2025年6-8月期受注残高は3-5月期比3.3倍の4,550億ドルに急拡大しています。2026年5月期今期クラウド基盤事業の売上高は180億ドルの見込みですが、2030年5月期には1,440億ドルまで急増すると予想しているようです。また、「TikTok」の米国事業を企業連合で運営する方向にもなっています。
7月から9月上旬まで250ドル近辺での横ばいが続いた株価は、9月中旬に急上昇し9月10日上場来高値345.72ドルまで上昇。その後は上昇一服となり、直近は280ドル前後で推移しています。
特定の用途に合わせたカスタム半導体(特注品)であるASIC(特定用途向け半導体)に強みを持つ半導体メーカーです。市場では次のエヌビディア<NVDA>として位置づけられています。
アルファベット<GOOGL>やメタ・プラットフォームズ<META>などの既存大口顧客に加えて、新たに100億ドルを超えるAIカスタム半導体を受注したと発表、市場ではオープンAIからと見られています。今後も顧客のエヌビディア依存を減らす動きが強まりそうで、代替需要への期待が高まります。
4月以降、緩やかな右肩上がりで推移していた株価は、9月中旬に上昇の勢いを加速させ9月11日上場来高値374.23ドルまで上昇。その後は上昇一服となり、直近は330ドル前後で推移しています。
航空機エンジンの世界大手企業で、商用航空機エンジン45,000基、軍用航空機エンジン25,000基の設置実績を持ちます。主要顧客はボーイング<BA>やエアバスで、世界民間航空便の7割超が同社のエンジンを搭載とされています。
ボーイングを中心とした航空機需要の回復は直接的にメリットとなり、2028年12月期までの業績予想を足元で上方修正しています。各国の防衛費増額の流れも、軍用航空機エンジンの輸出増加に繋がる期待が持てます。
株価は、4月7日年初来安値159.36ドル以降、上昇トレンドが続き、9月24日には307.25ドルまで上昇し、上場来高値を更新しました。その後は上昇一服となり、直近は300ドル前後で推移しています。
AI、クラウドなどのデータインフラ分野に特化した半導体企業です。とりわけ、AIデータセンター向けのカスタム半導体などに強みを持ちます。
AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)と戦略的パートナーシップを締結し、データセンターやAIインフラ分野で協業を拡大しています。マイクロソフト<MSFT>ともAIインフラ分野で協力関係にあります。自動車向けイーサネット事業を売却し、AIデータセンター事業への選択と集中を加速させています。
株価は1月23日上場来高値127.48ドルから4月7日年初来安値47.09ドルへ下落。その後7月30日高値85.27ドルまで上昇も、9月4日安値61.44ドルまで下落。以降は上昇に転じ、9月29日高値85.09ドルまで回復してきました。
世界70,000以上の企業が導入しているとされる大手サイバーセキュリティ企業です。AIを活用した統合プラットフォームを提供し、次世代ファイアウォール、クラウドセキュリティ製品、AIベースのセキュリティ運用向け製品など、広範なセキュリティを担っています。
地政学リスクの高まりによるサイバーテロは今後も増加傾向とみられ、存在感は高まる方向でしょう。2025年7月には、イスラエルの同業を3.7兆円で買収すると発表しています。
株価は4月7日年初来安値144.15ドルから7月29日上場来高値210.39ドルへ上昇。その後8月7日の165.21ドルまで下落も、9月22日高値209.51ドルまで回復し、直近は200ドル前半で推移しています。
工場の自動化には欠かせないマシンビジョン(画像処理システム)製品で業界のリーダー的存在となっています。
AI技術活用による新製品開発や新市場の開拓などで、年率13~14%の売上成長を目指しています。トランプ政権は、日本との貿易交渉で確保した5,500億ドル規模の投資基金を活用し、米国の製造業部門を再建する大規模な計画を推進しています。製造業の合理化に繋がるソリューションを提供する同社の活躍余地は広がりそうです。
株価は4月9日年初来安値22.67ドルから上昇傾向で、9月23日年初来高値47.52へ上昇。その後は上昇一服となり、直近は45ドル前後で推移しています。2021年2月上場来高値101.82ドルからはまだまだ低い水準です。
半導体ICパッケージ基板で世界シェアトップを誇っています。また、ディーゼル車黒煙除去フィルターなどの自動車部品も手がけています。
現在はエヌビディアのGPU(画像処理半導体)に使われるパッケージ基板を独占供給するなど、エヌビディア関連とも位置付けられていますが、過去にはインテル<INTC>向けが売上高の8割近くを占めるなど、典型的なインテル関連銘柄とされていました。エヌビディアによるインテルへの出資で大きなメリットを享受することが期待されます。
株価は2023年9月高値9,285円から今年4月7日年初来安値2,956円へ下落。その後は上昇傾向で、9月22日年初来高値9,175円まで上昇し、直近は9,000円近辺で推移しています。
航空機向けスポンジチタンを中心とした金属チタン事業を柱に、触媒事業や電子部品材料などの化学品事業を手がけています。チタン製錬大手として、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>と双璧です。
ボーイングの航空機受注が拡大傾向にあり、米中間で民間機大型受注を巡る協議が進んでいることも期待材料となります。AI半導体向けの新素材事業にも注力中です。また、2025年3月に上場したJX金属<5016>の子会社であり、親子上場解消に向けての再編期待が折に触れ高まる余地もありそうです。
株価は2022年12月高値3,335円から今年4月7日年初来安値801円へ下落。その後は上昇傾向で、8月29日年初来高値1,870円まで上昇も、その後はおよそ1,650~1,800円程度でのもみ合いが続いています。
記事作成日:2025年10月1日
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