インターナショナル・ビジネス・マシーンズ<IBM>
💡株価が動いたポイント
✅2025/10/24(金)終値307.46ドル+22.46ドル
✅始値283.77ドル、高値310.75ドル、安値282.21ドル
✅年初来高値310.75ドル、年初来安値214.5ドル
✅量子コンピューティングの重要技術を進歩させたと発表し、前日比+7.88%の急騰となり上場来高値を更新しました
◎IBMが、量子コンピューティングの「エラー訂正アルゴリズム」を、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>製の従来型チップ(FPGA)上で実行できると発表したことが好感されたようです
◎量子コンピューターは「量子ビット」を使い、従来のコンピューターをはるかに超える速度で計算しますが、量子ビットは環境の小さな乱れなどでエラーを起こしやすいという性質があります
◎そのため、このエラーを計算の途中で素早く見つけて修正する技術(エラー訂正)の開発が、実用化に向けた重要な課題とされているようです
◎今回の発表は、このエラー訂正を、高価で特殊なハードウェアでなくても、すぐに入手可能なAMDチップで動作できることを示すもので、超高性能コンピューターの商用化に向けた重要な一歩と見られています
◎このアルゴリズムは、実用に必要な速度の約10倍で動作したとも報じられ、この研究は予定より1年早く完了したとも伝えられています
◎前日(23日)に発表された決算発表が嫌気されて一時急落しましたが、その後は下げ幅を縮小し、このニュースでさらに上昇しました
◎IBMの株価は、4月7日年初来安値214.5ドルから6月25日高値292.91ドルへ上昇。その後8月12日安値233.36ドルまで下落しましたが、この日は一時310.75ドルまで上昇し上場来高値を更新しました
【関連記事】
・次のダブルバガーを探せ!株価2倍高期待の米国株6選
・株価2倍高「ダブルバガー」期待の日本株8選
・生成AIの次に注目「フィジカルAI」関連の日米株7選
・iPhone 17好調で注目の「アップル関連」日米株8選
・円安・円高で米国株はどうなる?為替の基本をカンタン解説
・新たなテック指数「マグニフィセント・テン(MGTEN)」とは?
・次世代クリーンエネルギー「核融合発電」関連の日米株15選
・【実践テクニカル教室】ゴールデンクロスとデッドクロス~アップル
