【株価が動いた理由】ルネサスエレクトロニクス -3.57%~EV用次世代パワー半導体の生産を断念との報道で大幅安

【株価が動いた理由】ルネサスエレクトロニクス -3.57%~EV用次世代パワー半導体の生産を断念との報道で大幅安

ルネサスエレクトロニクス<6723>

💡株価が動いたポイント

✅2025/5/30(金)終値1,783円-66円

✅始値1,778円、高値1,787円、安値1,748円

✅年初来高値2,750.0円、年初来安値1,320.0円

✅EV用次世代パワー半導体の生産を断念したとの報道で、前日比-3.57%の大幅安となりました


 

◎EV(電気自動車)関連製品である炭化ケイ素(SiC)を使う次世代パワー半導体の開発を成長分野と掲げ、2025年中に高崎工場(群馬県高崎市)で量産を始める方針でしたが、「新素材を使った電気自動車(EV)用次世代パワー半導体の生産を断念した」と報じられ、失望売りが出たようです

◎最近のEV市場の市況悪化や、中国の半導体メーカーが政府補助を受けて生産量を増やしていることから、採算がとれないと判断したと伝えられています

◎ルネサスの柴田社長は2025年2月の決算説明会で「(EV市場の環境を)限りなく厳しく見ている」と述べていましたが、その後も市況は回復しておらず、EV用半導体からの撤退を決めたと見られます

◎これについてあるアナリストは、「EV向けパワー半導体での成長シナリオが途絶え、当面は好材料が探しづらい」と述べました

◎米国ではSiC基板を手がける新興企業ウルフスピードが日本の民事再生法に相当する「チャプター11」の適用を申請する見通しとなっており、業界全体で厳しい状況です

◎ウルフスピードはルネサスにとって投資先でもあり、2023年に20億ドルを預託して10年間の基板供給契約を結んでいますが、返済を受けられない懸念も高まっているようです

◎ただ、この日の下げ幅は大きかったものの、直近の5月27日安値1,717円も割り込んでおらず、今のところこの件の影響は限定的と見られているようです

 

【関連記事】
<2025年6月>日米株マーケットの注目ポイントと参考銘柄
株価回復で注目のハイテク株6選
世界景気悪化の影響を受けにくい内需株6選+59銘柄
最低投資金額の引き下げで株式分割が期待される52銘柄
ドル安メリットが期待できる米国株7選
「S&P500やオルカンだけ」ではなく組み合わせたいファンド6選
相場変動時に有効活用できるETF7選+24銘柄
トランプ関税の影響を受けにくい日米ゲーム関連株7選+14銘柄
史上最高値更新!注目の金(ゴールド)銘柄

金融商品取引法に基づく表示事項

●本資料をお客様にご提供する金融商品取引業者名等
商号等:PayPay証券株式会社 https://www.paypay-sec.co.jp
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 2883号
加入協会:日本証券業協会
指定紛争解決機関:特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター
●リスク・手数料相当額等について
証券取引は、株価(価格)の変動等、為替相場の変動等、または発行者等の信用状況の悪化や、その国の政治的・経済的・社会的な環境の変化のために元本損失が生じることがあります。
お取引にあたっては、「契約締結前交付書面」等を必ずご覧いただき、
「リスク・手数料相当額等(https://www.paypay-sec.co.jp/service/cost/cost.html)」について内容を十分ご理解のうえ、ご自身の判断と責任によりお取引ください。

免責事項等
●本資料は、投資判断の参考となる情報の提供を目的とし、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はお客様ご自身の判断で行ってください。
●本資料は、信頼できると考えられる情報源に基づいて作成されたものですが、基にした情報や見解の正確性、完全性、適時性などを保証するものではありません。本資料に記載された内容は、資料作成日におけるものであり、予告なく変更する場合があります。
●本資料に基づき行った投資の結果、何らかの損害が発生した場合でも、理由の如何を問わず、PayPay証券株式会社は一切の責任を負いません。
●電子的または機械的な方法、目的の如何を問わず、無断で本資料の一部または全部の複製、転載、転送等は行わないでください。