【株価が動いた理由】三菱重工業 +4.88%~中東情勢の緊迫化で地政学的リスクが高まり防衛関連株が大幅反発

【株価が動いた理由】三菱重工業 +4.88%~中東情勢の緊迫化で地政学的リスクが高まり防衛関連株が大幅反発

三菱重工業<7011>

💡株価が動いたポイント

✅2025/6/12(木)終値3,436円+160円

✅始値3,316円、高値3,440円、安値3,299円

✅年初来高値3,484円、年初来安値1,977.5円

✅中東情勢の緊迫化で防衛関連株が買われ、前日比+4.88%の急騰となりました


 

◎イスラエルがイランへの軍事作戦を実行する準備が整ったと報じられ、地政学リスクの高まりから防衛関連株が買われました

◎イスラエルがイランを攻撃した場合、米国政府はイランが隣国イラクにある米軍施設に報復攻撃するおそれがあるとのことです

◎今週9日に行われたトランプ大統領とイスラエルのネタニヤフ首相との電話協議では、パレスチナ自治区ガザでの戦闘の停止とイランへの攻撃を自制するよう呼びかけ、トランプ大統領が「話し合いは極めてスムーズにいった」と語ったことで、中東情勢に対する懸念はいったん和らいでいました

◎その一方で、ネタニヤフ首相はイスラム組織ハマスの武装解除と排除を達成するまでは戦争は終わらないと明確にしています

◎これらの中東地域の緊張化を背景に、米国政府がイラクにある大使館の一部職員の退避を準備し、中東各地から軍人の家族が退去することを許可したようです

◎さらに、パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍の攻撃で少なくとも60人のパレスチナ人が死亡。その後、人道支援物資の配給を行う「ガザ人道財団(GHF)」のスタッフを乗せたバスが、ハマスに攻撃され少なくとも5人が死亡、複数人が負傷したと発表され、状況は悪化しているようです

◎また、日本の防衛省が11日に、中国軍の戦闘機が7日と8日に太平洋の公海上空で海上自衛隊のP3C哨戒機に異常接近したと発表したことも、地政学リスクへの意識を高めたようです

◎中国は7日に空母2隻を太平洋で航行させていたことが初めて防衛省に確認されるなど、日本周辺での海洋活動を活発化させており、今回の戦闘機の異常接近により、日本側は中国軍の動向への警戒を強めることになりそうです◎三菱重工業をはじめとする防衛関連株や造船株は、前日に株価が高値圏にあり利益確定売りに押され下落していましたが、川崎重工業<7012>+4.03%、IHI<7013>+3.16%、名村造船所<7014>+8.77%、三井E&S<7003>+3.15%とこの日は軒並み大幅反発となりました

 

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