イオン<8267>
💡株価が動いたポイント
✅2025/6/13(金)終値4,449円+165円
✅始値4,328円、高値4,491円、安値4,315円
✅年初来高値4,491円、年初来安値3,437円
✅21年ぶりの株式分割を発表し、前日比+3.85%の大幅高となり上場来高値を更新しました
◎9月1日を効力発生日として1株を3株に分割すると発表し、投資家層の拡大が期待され買われました
◎株式分割は2004年以来21年ぶりで、この日の終値4,449円をベースにすれば、最低投資額は約45万円から約15万円まで低下します
◎イオンは株主の要望を踏まえ分割を決めたとのことですが、4月に東京証券取引所が、上場企業に対し「最低投資金額を10万円程度に引き下げる」よう求める方針を発表したことも背景にありそうです
◎株式分割に伴い、株主優待も見直され、買い物金額に対する還元率は、現行の100株以上保有で3%、500株以上保有で4%などから、100株以上保有で1%、200株以上保有で2%、300株以上保有で3%、1,500株以上保有で4%などと細分化されます
◎なお、2026年2月期今期の期末配当予想は7円に変更し、分割前ベースで21 円(前期は20円)と実質増配を見込んでいます
◎また、イオンはトランプ関税の影響を受けにくい内需株として堅調に推移していましたが、高値もみ合いで伸び悩んでいたところでの好材料で、上場来高値更新となりました
◎また、子会社のイオンモール<8905>+4.39%も大幅高となり年初来高値を更新しました
◎イオンモールは、イオンによる完全子会社化に伴い、6月27日に上場廃止となる予定で、現在のイオンモール1株に対してイオン0.65株を割り当てる株式交換が7月1日に行われる予定です
◎この日の終値はイオンが4,449円でイオンモールの2,888.5円でした。イオンの株価に0.65をかけた2,891.85円がイオンモールの理論価格で、基本的にイオンモールはイオンの株価に連動して動きやすくなります
◎イオンモールの株価が理論価格を下回っている場合、イオンを買うよりイオンモールを買った方がお得ということになりますが、一般的にはそれほど大きな乖離にはならない場合が多いと言えます
◎なお、イオンモール100株を保有している場合、株式交換でイオン65株となりますが、この株式分割により3倍の195株となりイオンの単元以上の保有となります
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