【株価が動いた理由】日本製鉄 +2.26%~会見で「希薄化を伴う増資は考えていない」「経営の自由度と採算性は確保されている」と発言

【株価が動いた理由】日本製鉄 +2.26%~会見で「希薄化を伴う増資は考えていない」「経営の自由度と採算性は確保されている」と発言

日本製鉄<5401>

💡株価が動いたポイント

✅2025/6/19(木)終値2,766円+61.0円

✅始値2,770円、高値2,844円、安値2,684円

✅年初来高値3,522円、年初来安値2,650円

✅会見での発言が安心感に繋がり 、前日比+2.26%の上昇となりました


 

USスチールの買収完了を受けて行われた会見で、森高弘副会長兼副社長が「一株当たり利益の希薄化を伴う増資は考えていない」と発言したことが買い材料視されました

◎日本製鉄は約141億ドルの買収資金に加え、2028年までに総額約110億ドルをUSスチールに投資する計画も明らかにしており、資金繰りへの警戒感や、増資による資金調達は避けられないと懸念する見方がありました

◎副会長は「増資の可能性はないわけではない」や「巨額の資金が必要だということなので視野の中には入っている」としながらも、一株当たりの価値低下を招かない資金調達方法を模索する姿勢を示し、買い安心感が広がったようです

◎また、橋本英二会長兼最高経営責任者(CEO)が、一連の経緯や今後の戦略を説明した上で「事業投資に必須である経営の自由度と採算性の2つが確保されている」と述べ、USスチールの今後の運営に自信を示しました

◎会長は「監督したいという米国政府の意向を受け入れるため日本製鉄側から黄金株を提案した」とし、「我々がやりたいことが阻害されることはない」「米国政府に鉄鋼事業の経営経験者はおらず、我々の行動を制限するとUSスチールの再生はできない」と述べ、経営が制約されることへの不安を一蹴したことも好感されたようです

◎この日の日本製鉄株は、記者会見の最中には前日終値を下回る2,684円-0.78%まで下落しましたが、記者会見終了後には2,844円+5.14%まで上昇しました。その後は上げ幅を縮め2,766円+2.25%で取引を終了しました

 

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