【株価が動いた理由】オムロン +8.14%~経営支援ファンドのJACが大株主となり企業価値向上が期待され急騰

【株価が動いた理由】オムロン +8.14%~経営支援ファンドのJACが大株主となり企業価値向上が期待され急騰

オムロン<6645>

💡株価が動いたポイント

✅2025/7/8(火)終値3,788円+285円

✅始値3,571円、高値3,877円、安値3,553円

✅年初来高値5,336円、年初来安値3,503円

✅経営支援ファンドが大株主となり、前日比+8.14%の急騰となりました


 

経営支援ファンド運営のジャパン・アクティベーション・キャピタル(JAC)が、オムロン株を300億円弱(保有比率約4%)購入し、企業価値向上の思惑から買われました

◎JACは世界最大クラスの投資会社である米カーライル・グループ出身の大塚博行氏が立ち上げ、2024年4月に募集完了となった1号ファンドでは約1,300億円という巨額資金を集め、その後の2号ファンドも含めると総額2,000億円超を確保しているとのことです

◎また、企業と対立して株主還元を求めるようなタイプのアクティビスト(物言う株主)ではなく、経営陣と対話/協調し経営改革の支援を行う「エンゲージメントファンド」として企業価値の向上を目指しているとのことです

◎JACはこれまでにライオン、ピジョン、タダノの株式を取得し、中長期的な成長支援などを行っていますが、1社あたりではオムロンが過去最大の投資になるようです

◎オムロンにとっても、JACが1事業体としては事実上の筆頭株主になるようです

◎オムロンとJACは今回、企業価値向上に向けたパートナーシップ契約の締結も発表しました

◎JACでは保有するノウハウやネットワークを最大限に活用して、オムロンの成長と企業価値向上を目指すとしています

◎現在は構造改革を進めている最中ですが、単独よりもJACからの支援を受け、半導体や自動車向けといったコア事業の市場シェア拡大や海外事業強化、M&A(合併・買収)戦略などに取り組むほうが得策と判断したようです

◎オムロンの株価は、主力のファクトリーオートメーション(FA)機器事業の不振を受け、2023年6月高値9,329円から下落傾向で、今年7月7日年初来安値3,503円まで下落していました。この日は一時3,877円まで上昇しました

 

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