オラクル＜ORCL＞
💡株価が動いたポイント
✅2025/6/12(木)終値199.86ドル+23.48ドル
✅始値189.96ドル、高値202.49ドル、安値188.88ドル
✅年初来高値202.49ドル、年初来安値118.86ドル
✅好決算を発表し目標株価の引き上げが相次ぎ、前日比+13.31％の急騰となり上場来高値を更新しました
◎2025年3-5月期売上高159億300万ドル（前年同期比11％増）が市場予想155億8,000万ドルを上回り、一株当たり利益1.70ドルも市場予想1.64ドルを上回ったことが好感されました
◎2025年3-5月期の部門別売上高ではクラウド関連が前年同期比27％増、クラウドインフラは同52％増と好調で、2025年5月末時点の残存履行義務（受注残）は前年同月比41％増となりました
◎2025年6-8月期売上高予想は前年同期比12～14％増、2026年5月期売上高予想は670億ドル（前期比16％増）以上と新たに開示され、先行きの好調さも好感されたようです
◎2026年5月期今期の部門別売上高予想はクラウド関連が前期比40％増、クラウドインフラは同70％増、2026年5月末時点の残存履行義務（受注残）は前年同月比2倍以上と見込んでいるとのことで、今後超大型AIプロジェクト「スターゲート計画」向けの売り上げが上乗せされる見通しのようです
◎最高経営責任者（CEO）は決算説明会で「前期は非常に好調な年でしたが、収益成長率が飛躍的に高まるため、今期はさらに好調になると確信しています」と述べました
◎これを受けあるアナリストは、同社のクラウド事業の勢いと財務の健全性を評価し、投資判断「アウトパフォーム」を維持し、目標株価を205ドルから240ドルへ引き上げました
◎別のアナリストは、受注残を目覚ましいペースで積み上げており、野心的な目標達成に向けて好調な姿勢を示しているとして、投資判断「オーバーウェイト」を維持し、目標株価を200ドルから225ドルに引き上げました
◎また別のアナリストは、クラウドの収益成長に注目し、投資判断「買い」を維持し、目標株価を200ドルから220ドルへ引き上げました
◎また、オラクルのクラウドサービスで、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ＜AMD＞の次世代AI（人工知能）データセンター向けGPU（画像処理半導体）が利用できることが発表されました。このGPUはエヌビディア＜NVDA＞の「GB200」と同等以上のAI性能を持つとのことで、オラクルのクラウドのさらなる利用拡大も期待されたようです
【関連記事】
・進化する「AI検索」関連の米国株6選
・中国の受注回復傾向！FA関連の日本株6選
・割安解消期待！PBR1倍割れ銘柄一覧【2025年6月】
・世界景気悪化の影響を受けにくい内需株6選+59銘柄
・相場変動時に有効活用できるETF7選+24銘柄
・注目11投資テーマの日米関連銘柄一覧！
・【2025年6月】米国株＆日本株 配当利回りランキング