【株価が動いた理由】IBM +5.19%~量子コンピューターの債券取引への活用で実用化に期待され急騰

【株価が動いた理由】IBM +5.19%~量子コンピューターの債券取引への活用で実用化に期待され急騰

インターナショナル・ビジネス・マシーンズ<IBM>

💡株価が動いたポイント

✅2025/9/25(木)終値281.44ドル+13.91ドル

✅始値272.94ドル、高値284.23ドル、安値271.15ドル

✅年初来高値296.16ドル、年初来安値214.5ドル

✅量子コンピューターの実用化への期待で、前日比+5.19%の急騰となりました


 

◎英国の大手金融機関HSBCと共同で、量子コンピューターを債券取引に利用できるとの研究結果を発表し、買われたようです

◎量子コンピューティングは、従来のコンピューターでは解くのが難しい複雑な計算を超高速で行う技術で、特に金融商品の価格予測などでの活用が期待されています

◎HSBCでは量子コンピューティングを金融市場に応用する取り組みを進めており、最先端技術の実用化を目指しています

◎今回の研究では、IBMの最新量子プロセッサー「Heron」を活用することで、債券取引が成立するかどうかの予測精度が従来比で34%も向上したとのことです

◎これは、まだ理論的な段階と考えられていた量子コンピューターが、実際の金融データを使って取引の効率を高められることを示した画期的な事例と見られたようです

◎IBMは量子コンピューティング分野の研究開発を長年リードしており、2029年までに大規模な量子コンピューティングセンターを建設する計画も発表しています

◎こうした背景から、今回の成果は同社の技術的な優位性と将来の収益への貢献期待をあらためて示すものとなり、投資家の買いが集まったようです

◎株価は、4月7日年初来安値214.5ドルから6月25日年初来高値292.91ドルへ上昇。その後8月12日安値233.36ドルまで下落しましたが、この日は一時284.23ドルまで上昇しました

 

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