2025年後半に期待!米国テンバガー候補8選

💡この記事のポイント

✅テンバガーとは、株価が10倍高を達成、またはしそうな銘柄のこと

✅業績と共に注目のテーマに乗っているかがポイント

✅2025年後半に上昇が期待できそうな米国株をご紹介

🔎登場する主な銘柄

セールスフォースオラクルコインベースパランティア


目次

テンバガー候補はテーマに注目しよう

将来のテンバガー候補8選

2025年後半に期待!米国テンバガー候補8選

テンバガー候補はテーマに注目しよう

株式市場では、株価が10倍になるほど上昇した銘柄や、将来10倍になりそうな銘柄を「テンバガー(10倍株)」と呼びます。企業業績の伸びはもちろんですが、テンバガーの多くは、業容が株式市場の物色テーマにマッチしているかどうかが重要なポイント。


今回は、2025年後半に株価の上昇を期待したい旬の銘柄をピックアップしました。


将来のテンバガー候補8選

セールスフォース<CRM>

クラウド型のCRM(顧客管理)プラットフォームを手がけています。


AI(人工知能)を活用して顧客対応や営業活動、ワークフローの自動化などの業務をサポートする自律型AIエージェントエージェントフォース」をリリース。2025年には10億以上のエージェントが稼働すると見込んでおり、AI関連銘柄として注目度が高まりそうです。


2025年2-4月期決算は、売上高が前年同期比7.6%増の98.2億ドル、営業利益は同13.6%増の19.4億ドルと増収増益となりました。


株価は2024年12月上場来高値369ドルから今年4月7日年初来安値230ドルへ下落。6月以降はおよそ260〜270ドル程度で推移しています。


オラクル<ORCL>

コンピュータのソフトウェア、ハードウェアの開発・販売のほか、クラウドサービスも手がけています。


トランプ大統領は人工知能開発に5,000億ドル(約74兆円)あまりを投資する「スターゲート計画」を発表していますが、同社はこの計画に参加しています。


足元の業績も良好で、6月には2026年5月期今期の年間売上高見通しを上方修正しています。AIを採用する企業からクラウドサービスに対して強い需要が背景にあるようです。


株価は4月7日年初来安値118.86ドルから反発していましたが、6月の業績見通しの上方修正を受けて急上昇し、その後も高値圏での推移が続いています。7月8日には、一時241.44ドルまで上昇し上場来高値を更新しました。


スノーフレイク<SNOW>

同社はクラウドベースのデータプラットフォームを提供しています。


6月には、データベース関連サービスを手がけるクランチーデータの買収を発表。AIの普及を支えるデータインフラサービス企業として注目度が高まっています。


5月に発表した2025年2-4月期決算では、売上高と一株当たり利益がともに予想を上回って着地。株価も決算発表をきっかけに上昇し、その後も高値圏での推移が続いています。


株価は4月7日年初来安値120.1ドルを底に上昇が続き、7月8日には年初来高値226.6ドルまで上昇しました。直近は210ドル前後で推移しています。


コインベース・グローバル<COIN>

暗号資産取引プラットフォームを手がけ、暗号資産取引所の運営も行っています。


トランプ大統領は暗号資産(仮想通貨)関連の規制緩和を発表しており、同社

の業績に寄与することが期待されています。

ビットコイン(BTC)価格も12万ドル台まで上昇し史上最高値圏で推移しており、ビットコイン関連銘柄として要注目です。


また、価格の安定を目的として設計された暗号資産の「ステーブルコイン」が、決済や送金などでの利用が大きく伸びていることも期待されています。


5月8日に発表した2025年1-3月期決算は、売上高が前年同期比24.2%増の20.3億ドル、営業利益は同7.2%減の7億ドルと増収減益でした。


株価は2024年12月高値349.75ドルから今年4月7日年初来安値142.58ドルへ下落。その後、ステーブルコインへの期待やビットコインの上昇を追い風に、7月15日年初来高値400.88ドルまで上昇し、2021年4月の上場来高値429.54ドルが視野に入ってきました。


アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>

マイクロプロセッサーやチップセットなどの製造を手がけています。


AIデータセンター向けGPU(画像処理半導体)の新製品が、エヌビディア<NVDA>の「B200」に匹敵する性能を持ち、価格は30%割安になるとして、アナリストが投資判断と目標株価を引き上げました。


これまで、「エヌビディア一強」と見られていたところに、AMDが対抗馬となり得ると期待されています。


5月に発表した2025年1-3月期決算は、売上高が前年同期比35.9%増の74.3億、営業利益は同22倍の8億ドルと大幅増益となりました。AI関連の好業績銘柄として、投資家の注目度が高まっています。


株価は2024年3月上場来高値227.3ドルから今年4月8日年初来安値76.48ドルへ下落。その後7月15日年初来高値158.68ドルまで上昇しました。


マーベル・テクノロジー<MRVL>

自社工場や生産設備を持たず、「企画・開発・設計」に特化した半導体の製造を100%委託するファブレスの半導体のメーカーで、集積回路の設計・開発などを手がけています。


6月17日に投資家向け説明会「Custom AI Investor Event」を開催し、カスタムAI半導体の分野での事業急拡大が発表されました。


2025年3-5月期決算は、売上高が前年同期比63.3%増の18.9億ドル、営業損益は前年同期の1.5億ドルの赤字から2.7億ドルの黒字に転換しました。


株価は1月23日上場来高値127.48ドルから4月7日年初来安値47.09ドルへ下落。その後は緩やかな回復基調で、6月26日高値81.12ドルまで上昇。その後は調整が続き70~75ドル程度で推移し、出遅れ感があります。


パランティア・テクノロジーズ<PLTR>

情報分析のためのソフトウェアプラットフォームを手がけています。


4月14日には、北大西洋条約機構(NATO)の作戦や演習に情報通信システムを提供するNATO情報通信システム機関(NCIA)が同社の「Maven Smart System NATO(MSS NATO)」を使用開始すると発表するなど、防衛関連銘柄としての側面も。


また、700億ドルのAI投資の発表イベントにアレックス・カープ最高経営責任者(CEO)も参加するとの報道で、上場来高値を更新しました


2025年1-3月期決算は、売上高が前年同期比39.3%増の8.8億ドル、営業利益は同2.2倍の1.7億ドルと大幅増益でした。


株価は2月19日高値125.41ドルから4月7日安値66.12ドルへ下落。その後は順調に上昇し、7月15日に一時150.62ドルまで上昇し上場来高値を更新しました。


クラウドストライク・ホールディングス<CRWD>

クラウドベースのインターネット・セキュリティ・ソリューションを提供。世界的な4大サイバーセキュリティ対策会社の一つです。


6月に発表した2025年2-4月期決算は、売上高が前年同期比19.8%増の11億ドル、営業損益は前年同期の693万ドルの黒字から1億2400万ドルの赤字に転落しました。しかし、ネットワークセキュリティ市場は拡大傾向にあり、同社の活躍の余地は今後も広がっていきそうです。


株価は4月7日年初来安値298ドルを底に上昇基調が続いています。7月3日には、一時517.98ドルまで上昇し上場来高値を更新しました。その後は調整局面で、直近は470ドル台まで下落しています。



記事作成日:2025年7月16日


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