💡この記事のポイント
✅株式投資は好業績な優良株が基本
✅優良株は中長期の資産形成に向いている
✅業績好調な日本株・米国株をご紹介
🔎登場する主な銘柄
✅日本株:JX金属、ソフトバンクG、三菱重工業
✅米国株:エヌビディア、アップル、ブロードコム

✅株式投資は好業績な優良株が基本
✅優良株は中長期の資産形成に向いている
✅業績好調な日本株・米国株をご紹介
✅日本株:JX金属、ソフトバンクG、三菱重工業
✅米国株:エヌビディア、アップル、ブロードコム
業績好調な優良株に注目しよう
日本株10選
米国株10選
株式投資をいざはじめようと思っても、「どの株を選べば良いかわからない」と悩む人も多いのではないでしょうか。
株価は日々のニュースや市場の流れなど、さまざまな理由で上がったり下がったりしますが、株価が中長期的に上昇するために大切な要素の一つは「業績」です。
しっかり利益を出し、持続的に成長できる企業は、それが株価にも反映されやすく、基本的に中長期的な上昇が期待できます。また、業績が良い銘柄は、株式市場が大きな下落に見舞われた際、いち早く買い戻されることもあります。また、好業績で安心感のある銘柄は、目先の株価変動に一喜一憂せず、長い目で保有していきやすいでしょう。
この記事では、PayPay証券の人気上位銘柄の中から業績好調な日本株・米国株を10銘柄ずつピックアップしてご紹介します。
銅の製錬や資源開発といった事業に加え、半導体やスマートフォン、EV(電気自動車)などに欠かせない先端素材の製造・販売で世界トップクラスのシェアを誇ります。2025年3月に新規上場しました。
スマートフォンやAI(人工知能)サーバー向けの先端素材の需要が想定を上回るペースで拡大しており、2026年3月期今期業績予想を上方修正しています。また、銅価格の上昇が株価の追い風になりました。直近では、データセンター需要の拡大を受け、結晶材料インジウムリン基板の増産に向けた設備投資を発表するなど、AI関連銘柄として注目されています。
防衛・宇宙分野や発電システムなどを手がける総合重機メーカーです。
子会社の売却に伴い、2026年3月期今期純利益予想を下方修正しています。しかし高市早苗首相が、防衛費のGDP(国内総生産)比2%目標の達成時期を2027年度から2025年度中に前倒しを目指すなど、業績拡大期待から株価は堅調に推移しています。
世界中のテクノロジー企業に投資している投資会社です。
2025年4-6月期は、米ハイテク株高を背景に投資事業のビジョン・ファンドの収益が拡大し、前年同期比で最終黒字に転換しました。最近では、産業用ロボットで世界4強の一角とされるスイスABBのロボット事業を買収すると発表し、「フィジカルAI」分野でも注目されています。
銀行、信託、証券、カードなどを傘下に持つ日本最大の総合金融グループです。
日銀の金融政策修正に伴う国内金利の上昇が、中核事業である銀行の貸出金利ざや改善につながるとの期待から、業績拡大観測が強まっています。2025年4-6月期決算は当期利益が前年同期比1.8%減の5,461億円となりましたが、2026年3月期今期の利益目標2兆円は据え置いています。
株主還元では前期比6円増の年間配当70円(中間35円・期末35円)の増配予想で、配当性向約40%を基本に安定的な増配と機動的な自己株買いでPBR(株価純資産倍率)改善を狙います。
また、最新の経営方針では中長期のROE(自己資本利益率)目標を12%に引き上げ、資本効率の一段の向上を掲げています。
光ファイバーや電線、自動車部品などを製造する非鉄金属株です。
2025年4-6月期は、営業利益が前年同期比68%増と大幅な増益を達成しました。AIの普及に伴うデータセンター向け光ファイバ関連製品の需要が非常に好調で、2026年3月期今期の業績予想も上方修正しています。
世界トップクラスの自動車メーカーです。
自動車販売は好調で、2025年4-9月期の世界販売台数が、米国などでのハイブリッド車(HV)の需要拡大にけん引され、この期間で過去最高を更新しました。一時は米国の自動車関税の影響が懸念されていましたが、関税率の引き下げが決定して以降は円安ドル高もあり株価は堅調です。
「無印良品」ブランドで、衣料品から雑貨、食品、家具まで幅広く展開しています。
2025年8月期前期決算では、国内外での出店拡大や既存店の売上が好調に推移し、営業利益が前々期比31.5%増となり過去最高益を更新しました。2028年8月期までの中期経営計画では、生活雑貨の国内企業として初の売上高1兆円を目指す強気の目標を掲げています。
半導体の性能を検査する「テスタ(検査装置)」の世界的企業です。
AI半導体向けのテスタ需要が急拡大しており、2026年3月期純利益予想を従来の前期比37%増から同71%増へ大幅に上方修正しました。エヌビディア<NVDA>のGPU(画像処理半導体)向けテスタは高シェアとされており、AI市場拡大の恩恵が大きい銘柄です。
日本の老舗大手百貨店の一つです。
インバウンド(訪日外国人)需要や、富裕層向けの時計・宝飾品などの高額品販売が業績をけん引しています。中でも富裕層向け資産運用サービスや銀行代理業などの金融事業が好調で、2026年2月期営業利益予想を上方修正しています。
ITソリューションを中核に、鉄道、エネルギー、産業機器など幅広く手がける電機メーカーです。
電力インフラの更新や送電網設備需要が好調で、2026年3月期今期の業績予想を引き上げています。また、データセンターの増加で世界的に電力インフラが不足していることに対応し、送配電設備分野での人材採用を拡大するなど、AI関連事業を強化しています。
AI向けGPUで世界シェアの大部分を握る、AIブームの中心的な企業です。
2025年5-7月期決算では、データセンター向け売上高が2-4月期比5%増、前年同期比56%増と拡大し、好調な業績が続いています。2026年も先端半導体「ブラックウェル」と次世代半導体「ルービン」などにより業績が押し上げられそうです。直近では、ウーバー・テクノロジーズ<UBER>、パランティア・テクノロジーズ<PLTR>、イーライリリー<LLY>など他社との提携を拡大しています。
PCやサーバー向けCPU(中央演算処理装置)でインテルとシェアを争う半導体メーカーです。エヌビディアの競合として、AI半導体で追い上げています。
2025年4-6月期決算は、サーバーとPC向け販売が好調で、過去最高の売上高を達成しました。下半期の7-12月期は、新製品「Instinct MI350」シリーズの本格展開などで大幅な成長を見込んでいるようです。
政府機関や防衛、金融、製造業など向けに、ビッグデータ解析プラットフォームを提供するソフトウェア企業です。
元々は政府向けの機密性の高いデータ分析に強みがありましたが、近年は民間企業向けのAIプラットフォーム「AIP(Artificial Intelligence Platform)」の需要が急拡大し、2025年4-6月期の民間企業向け売上高は前年同期比93%増を達成しました。民間部門の顧客数が大幅に増加しており、黒字経営が定着しつつあります。
「iPhone」や「Mac」などのハードウェアに加え、「App Store」などのサービス部門も展開する世界的なテクノロジー企業です。
「iPhone 17」シリーズの販売が好調に推移していると報じられ、時価総額が4兆ドルを突破しました。2025年7-9月期決算は中国市場が不調でしたが、全体的には好調で、年末商戦を含む10-12月期はiPhone売上の2ケタ成長を見込んでいるようです。
OSの「Windows」やソフトの「Office」に加え、クラウドサービス「Azure(アジュール)」を手がける米国の巨大IT企業です。
2025年7-9月期決算は、AI需要の急拡大を背景にクラウド事業「Azure」がけん引し、売上高・純利益ともに過去最高を更新しました。
最近では、出資先のオープンAIとの新たな契約締結が好感され、時価総額が4兆ドルの大台に乗せました。この契約には、オープンAIのAIモデル知財権の長期利用や、Azureの大型利用契約などが含まれており、AI市場拡大の恩恵を受ける中核銘柄として注目されています。
世界最大級のEC(電子商取引)サイトの運営のほか、クラウドサービス「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」で世界トップシェアを誇ります。
収益の柱であるAWSは生成AIブームの恩恵を受けて高成長を維持しており、2025年7-9月期のAWS売上高が前年同期比20%増と2022年末以来最大の伸び率となりました。堅調なクラウド需要を背景に、AWSでの開発に特化したAIアシスタント「Amazon Q」を導入・機能拡張するなど、AI実装を積極的に進めています。
データセンターやスマートフォン、通信インフラなどに使われる高性能な半導体を手がける大手メーカーです。
カスタムAI半導体で存在感を高めており、2025年5-7月期のAI関連の半導体売上高が前年同期比63%増と急成長しているほか、大手企業から100億ドルを超えるAIカスタム半導体「XPU」の大型受注も発表しています。また、最高経営責任者(CEO)のAI売上連動報酬で、2030年度までにAI製品の年間売上高が600億ドルを達成できなかった場合、CEOが報酬全額を放棄すると強気の発言も好感されたようです。
企業向けのデータベース管理システムで高いシェアを持つ大手ソフトウェア企業です。近年はクラウド事業に注力しています。
クラウドインフラ「OCI(Oracle Cloud Infrastructure)」が、AIモデルの学習用途などで需要が急拡大しており、2025年6-8月期受注残が前四半期比3倍以上となるなど、クラウド部門が全体の業績をけん引しました。また、スターゲート計画の一員でもあり、AIインフラの有力な提供者として注目されています。
「Google」や「YouTube」のほか、生成AI「Gemini」などを手がける巨大テクノロジー企業グループです。AIや自動運転などの最先端分野に積極的に投資しています。
2025年7-9月期売上高が四半期としてはじめて1,000億ドルを突破し、市場予想を上回る好調な内容となりました。主力の検索広告やYouTube広告が堅調だったことに加え、AI需要の拡大を背景に「Google Cloud」部門が前年同期比34%増と力強い成長を遂げ、全体の業績をけん引しています。
株式やオプション、暗号資産(仮想通貨)の金融取引アプリを提供しています。
2024年以降の暗号資産市場の活況を受け、暗号資産の取引収益が急拡大しており、2025年4-6月期の暗号資産取引収益は前年同期比98%増となりました。9月にはS&P500の構成銘柄に採用されたほか、英国など米国外へのサービス拡大も進めています。ただし、業績はマーケット動向等に左右されやすいので注意が必要です。
※人気上位銘柄は10月1日~27日の購入金額データ
記事作成日:2025年11月4日
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